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【初心者の方向け】精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)でできること





精油(エッセンシャルオイル)の初心者向けガイドです。

詳しい知識を持たなくても精油の香りを楽しむことも可能ですが、使い方にはいくつか注意すべき点もありますので、正しい知識を持って安全にアロマのある生活を楽しみましょう!

この記事で学べることは下記の通りです。

精油(エッセンシャルオイル)とは?

精油は、植物から産出する天然の揮発性の芳香物質のことです。英語ではessential oil(エッセンシャルオイル)と言います。油(oil)とは言いますが、厳密には油ではありません。

一般的にはエッセンシャルオイル(またはアロマオイル)という呼び名の方がよく聞くかもしれません。アロマセラピストは「精油」という言葉の方をよく使うので、ここでは精油と呼びたいと思います。

精油(エッセンシャルオイル)で何ができるの?

できることその① 香りを楽しむ

精油は産出する植物によって特有の香りがあります。香りは脳に到達して自律神経に直接作用するので、香りを嗅ぐことで、緊張しているときにリラックスできたり、勉強の合間にリフレッシュしたりなど、ストレス緩和や心身のバランスを整えるのに効果的です。

ちなみに選ぶときは、効果効能を気にするのもいいんですが、好きな香りを選ぶことが大切です。嫌いな香りはストレスになります。

できることその② 身体に塗布する

精油は、香りがあること以外に、それぞれの植物が持つ力も含まれています。殺菌作用のあるもの、血流を促すもの、冷却作用のあるものなど。目的に合わせて精油を選ぶことで、毎日の健康維持に効果を発揮します。

※原液は刺激が強いので、必ず希釈してから使用してください。

できることその③ 掃除に使う

毎日の掃除、憂鬱じゃないですか?

(恥ずかしいんですが、私は子どもが生まれるまで、1週間に1回掃除機をかければいい方でした…今では掃除洗濯は趣味のように頻繁に行っています)

精油は、掃除にも使えます。殺菌スプレーを作ったり、精油を染み込ませた雑巾で床拭きしたり。トイレの芳香剤にもなりますよ。これが意外とおすすめです。

このように、精油はいろんな用途で楽しめます。

ただ、忘れてはいけないことがあります。それは、

本物の精油を使用すること。

えっ!急に本物の精油とか言われても…。となりますよね。

実は、精油のラベルやパッケージには必ず、精油であることが明記されています。(精油・エッセンシャルオイル・Pure Essential Oilのどれかです。)そして、植物の学名・抽出部位・抽出方法が記載されています。

安いものは、人工的に作られた香り成分が入っていたり、アルコールなどで薄めていたりする可能性が高く、その場合は心身に悪影響を与える可能性もあります。購入の際は、パッケージをしっかり確認してくださいね。

中でも、身体に塗布する場合は注意が必要です。

取り扱い上の注意点は?

精油を購入すると、成分や取り扱いについての説明書も同封されているので、よく読んだら分かるのですが、簡単に抜粋しますね。(わたしはなんでも取説を読まずに捨ててしまうタイプです…)

特に注意することは、下記4つです。

1.火のそばで扱わない

火が燃え移りやすい性質です。

2.蓋を開けたままにしない

空気中に成分が飛んで行ってしまいます。しっかり蓋は閉めましょう。

3.原液のまま皮膚に使わない、目や粘膜に入らないようにする、飲まない

濃縮された成分なので、刺激が強いです。誤って目などに入った場合はこすらず大量の水で洗い流し、精油を持って速やかに医療機関を受診しましょう。

4.妊産婦さん、病気やアレルギーのある方、高齢の方は使用前に医師に相談する

香りを楽しむだけであれば問題がない場合がほとんどですが、身体に塗布したい場合は必ずお医者さんに相談してください。

他にも、精油によっては紫外線に注意するもの、使用できる条件があるものなどもあります。精油を購入したら、できるだけ付属の説明書をよく読んでくださいね。

保存方法・保存期間は?

保存の際の注意点です。

①子どもやペットの手の届かないところに置く

誤飲などの危険性があるので、手の届く範囲には置かないようにしましょう。

②遮光性のガラス容器で直射日光の当たらないところで立てて保管する

精油は光や高温で酸化していくので、冷暗所で保管が基本です。家にいいところがなければ冷蔵庫という手も!(寒すぎるのでよくない説もありますが、夏場の暑さが感じられる部屋に置いておくよりはいいと思います)

本物の精油なら、遮光性のガラス容器に入っているはずなので、入れ替えはおすすめしません。

③開封後、1年以内を目安に使い切る

開封前で約2〜5年間(メーカーによっても違います)、開封後は1年程度で使い切りましょう。柑橘系の精油は酸化しやすいので、半年で使い切るのが目安です。

おすすめの精油(エッセンシャルオイル)3選

初心者へのおすすめ精油です。

手に入りやすく、使い勝手の良いものを選んでいます。

おすすめ① ラベンダー

馴染み深い香りのひとつですね。フレッシュでフルーティー感とフローラル感のある香りです。ラベンダーは品種がたくさんありそれぞれ香りや効能が少しずつ違うので、ラベンダー・アングスティフォリアもしくは、ラベンダー・オフィシナリスを最初はおすすめします。

ラベンダーは、刺激や毒性が低いので、初心者でも使いやすい精油です。

夜寝る前に、寝室で香らせるとリラックスできてよく眠れます。(とはいえ、香りが苦手な方は効果がないです。他の精油とブレンドしてみると香りの感じ方が変わるので、ブレンドも試すと良いですよ。)小さな火傷や擦り傷の際には、ホホバオイルなどのボディ用オイル10mlに1滴を目安に垂らして塗布すると治りが早くなります。(この場合の濃度は0.5%です。)

学名 Lavandula angustifolia、Lavandula officinalis

主な抽出部位 花

精油抽出法 水蒸気蒸留法

ラベンダー精油の詳細はこちらの記事で→【精油プロフィール】ラベンダー

↓ プラナロム社の精油は、医療用グレードとして知名度が高く、安心して使えます。こちらは10mlです。

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↓ニールズヤードはイギリス発のオーガニックブランドで、人気があります。こちらは5mlです。こちらのサイトには学名の記載がないのですが、こちらもラベンダー・アングスティフォリアのようです。

精油 ラベンダー 5ml エッセンシャルオイル <正規品>

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おすすめ② ティートリー

主な産地はオーストラリアです。アボリジニの伝統的な治療薬としても利用されていたとか。ティートリーの特徴は、殺菌効果があること。リラックスというよりは、リフレッシュ系の香りです。一般的な香りではないので、苦手な人もいるかもしれません。

ティートリーは一家に一本あるとすごく役に立ちます。殺菌スプレーを使ったり、風邪気味の時に芳香浴をすると喉や鼻の症状が緩和されることも。インフルエンザ予防に部屋を香らすのもいいですね。

ティートリーと書きましたが、ティートゥリーと記載があることも。どちらも同じです。きになるときは学名をチェック。

学名 Malaleuca alternifolia

主な抽出部位 葉

精油抽出法 水蒸気蒸留法

↓ わたしは実際にこちらのプラナロムのものを常備しています。10mlです。

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↓ニールズヤードの5mlから試すのもいいかと思います。

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おすすめ③ スイートオレンジ

オレンジの皮から取れる精油。甘い香りでジューシーなスイートオレンジは、子供も好きなリラックスとともにやる気も出る爽やかな香りです。ラベンダーやティートリーの香りが苦手、柑橘系の香りが好きな方には刺激も低いためおすすめです。

勉強中や読書中、食欲のない時などに芳香浴をしてみてください。ちょっと集中できたり、食欲も戻るかもしれません。イライラを鎮める作用があるので、日常生活に取り入れて前向きな気持ちになりたいですね。寝る前でも使用できます。手作りハンドクリームに入れると簡単に香りが楽しめます。

学名 Citrus sinensis

主な抽出部位 果皮

精油抽出法 圧搾法

↓プラナロム10mlのものはこちら。

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↓ ニールズヤード5mlのものはこちら。

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以上、今回は使いやすい精油を3つ選んでみました。

わたしの場合、10mlは結構すぐ無くなりますが、半年〜1年以内に使い切る必要があるので、慣れないうちは小さいものが良さそうですね。

香りは、その時の体調や気分によっても、感じ方が変わります。昔好きだったけど嫌いになったり、逆に昔嫌いだったけど好きになる香りもあります。わたしは若い頃は柑橘系一択でしたが、年齢を重ねるごとにフローラル系もオリエンタル系も好きになっています。

具体的にどうやって使うのかは下記からどうぞ。↓

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