皮膚は、体重の約16%もの重量を占める、人体最大の臓器。
臓器と言われると、「え、そうなの?」と思いますが、結構いろいろな働きがあります。刺激から体を守ったり、水分を保持したり、皮脂や汗を分泌したり、体温調節をしたり。汗は老廃物を出す役割もあります。
そして何より、触覚や痛覚、暑い寒いなどを感じる力があります。
ここまでは、すんなりと「言われるとそうだね」と思うのですが、近頃、皮膚は、光や音、においを察知しているということが分かってきたらしいのです。
しかも、表皮(皮膚の上の方)でオキシトシン(幸せホルモンと呼ばれるあれ)やコルチゾール(ストレスホルオンと呼ばれるあれ)を合成し放出しているとも。
まだ研究中とのことですが、まさかお肌が、皮膚が、そこまでのことをしているとは思っても見なかったというのが正直なところです。
お肌を優しくタッチングする、しかも精油の香りつきのアロマトリートメントは、癒しにおいて非常に有効的だと、これからさらにデータが示してくれるような気がしています。
さらに、腸と心はつながっていて、腸内環境が悪いと心もしんどくなりがちというデータがあるように、お肌と心がつながっている可能性は高い気がしています。お肌の調子が悪いことで、心もしんどくなっているかもしれません。
たかが皮膚トラブルと思わずに原因を探ってみると、環境改善に役に立ちそうです。また、パートナーや子どもと手を繋いだり、ハグをしたりして、免疫力を高めたいですね。
セラピストとして、アロマトリートメントを行う際は、お肌はいろんなことが分かっているのだと心に留めて、いっそう気持ちを込めて触らせていただこうと思います。
※アロマトリートメントは、安価なところだと本物の精油を使っていなかったり、オイルも良質なものでない可能性があるので、信頼できるサロンで試してみてください。
昨日淡路島にて。チューリップが眩しかった。
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