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コマの魅力

何かと不器用気味で、何かと大雑把で、何かとめんどくさがりやな長男現7歳が、以前児童館のコマ大会で、2位になった。

へーそうなん、すごいね!本当に2位?すごっ。なんて声をかけたはず。

たまたま、前の日曜に遊びに行ったところにコマがあった。

コマがある!と早速回し始めた彼。

彼が紐を巻き、少し腰を落とした姿勢から繰り出されたコマは、とっても上手くまわった。

面白そう、かつそんなに難しくなさそうだと思った私は、やり方を聞いた。

いざ私がやってみると、できない。紐からコマがうまく外れない。

むむ、これは意外と難しいのでは。

ということで、コマに紐を巻いた状態でみせて、こっからどうやるん?もう一回教えて、ときいたら、これはヤバい!を連呼。

どうやら巻き方がすでにダメだったらしい。これはヤバイ!を連呼されることなんてないから、ちょっと楽しくなる。そうか、私ヤバイのか。

その後の姿勢もコマの投げ方もぜーんぜんダメ。レクシャーの甲斐なく、できる気配すらない。

むずっと思っているところに、100回練習したらできるようになるよ、と言われて早々に諦めた。

100回もいまやる時間ないっしょ。

そこへ、あるちびっ子のパパがやってきておもむろにコマを手に取った。

じっとみていると、器用そうに紐を巻き、ひゅうっとコマを回した!すごい!ブラボー!

それをみた長男、火がついた。

長男もまけじと回す。

パパが回す、長男が回す、を繰り返しているうち、下の子たちが飽きてきたので、コマはやめさせて次の遊びのコーナーにうつり、しばらくそちらで遊んだ。

しかし長男はもう一回コマをやりたいと言う。

そんなにコマが好きなのならやったらいいわ、と新しい発見に嬉しくなり、じゃあ戻ろっか、と先ほどの場所に戻ると、例のパパはまだやっているではないか!

コマ、侮れない。

回せたらそんなに楽しいのね。

私としては、長男が楽しく遊んでいるところを見れて、夢中になれるものがあったことを知って、コマに感謝なひとときでした。

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