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執筆者の写真kayo

ナミビアの砂漠

映画を観るのって、特殊能力が必要だと思う。


河合優美さんが見たくて、こどもたちを夫に任せ、夕方、映画館に足を運んだ。


カナという主人公の性格が、まあ人によっては酷いもんだと感じるであろうものなのだが、若かりし頃の私とあんまり変わらないなと共感。だよね、そうなるよね、って結構楽しみながら見た。みかけは全然違う、当たり前だけどカナはめちゃくちゃキレイ。うっとりするので、それだけで見ていられる。

自分の気分や欲望に正直でありつつ、なんかぼんやりと生きていたり、でもちょっとした違和感や社会の歪みが気になったり、暴れてみたり。(※私はそんなに暴れていない。)

河合優美さん、カナがほんとにいる人みたいだな〜すごいな〜。ハラハラする映画だな〜。あの男たち、どっちもちょっとずれてて可愛いよな〜。でも日常系?でこういうのを好きじゃない人も多いかもしれないな。若者って特有の生きにくさがあるんよなあ。ぐらいにしか感想を持てなかった私の浅さよ。いつも思うが、私は映画を観る能力が劣っていて、人よりもぼんやりとしか観ることができない。伏線とか気が付かないことの方が多いし、さっき出てきた人とこの人一緒?と混乱することすらある。映画を10%ぐらいしか味わえていない。もっと鍛えたいが、それにはまず数が必要であろう。数=時間。ああ……。イチ、ミーハーな人っていうのでいっか。


それはさておき、ナミビアの砂漠についてもう少し理解したいと思ったので、宇多丸さんのムービーウォッチメンを聞いてみた。プロの仕事(彼は自分ごときではと言っている)、ブラボーと感嘆の声が出た。そんなに高解像度で映画を見れたら、そりゃどんどん映画見るだろうよ。技法のことも何を表そうとしているのかも、それが成功しているのかどうかも、わかりすぎ!

こういう人に自分の作品を観られる緊張感、監督はたまらないだろうな!(いい意味で)

ちなみに監督は山中瑶子さんというすでに色々映画を撮っていて人気のある方だそうで、1997年生まれとのこと。


ああ、若い素晴らしい人のなんて多いことよ。これからの社会もコンテンツも楽しみで仕方がないよ、わたしゃ〜。ただコンテンツを薄〜く消費するしょぼい私ではあるが、ナミビアの砂漠、おもしろかったよ!夕方から夜に観るといい映画だと思ったよ!






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