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万年筆デビュー/マイナーな台湾ブランドIWIを選ぶ

おしゃれなイメージがあるから万年筆になんとなく憧れている。 でも、そもそも万年筆って何?

そのくらいの感覚しか持っていなかった万年筆初心者でしたが、仕事で少し学ぶ機会があり万年筆について知るうちに、自分もやっぱり持っていたいな〜と。 ただ、そうなると今度は選ぶ問題が。

どこのブランドがいいの? 高いんだけど。 インクって難しそう。

答えはわからぬ間に、とりあえず買ってみた。 それは日本ではほぼ名前を知っている人のいない、台湾のメーカーIWI。 文具屋さんで、5,000円程度でデザインが好きなのを買おうと決めていたら、意外と選択肢がなかったという。

万年筆の特徴とは

万年筆は、ペン先の形状が一番の特徴。空気圧や紙との摩擦などいろいろ計算し尽くされて、スラスラ書ける書き味となっているらしい。 カートリッジを差し込むのは他のペンとも似ているのでイメージしやすいけれど、インクを吸入する仕組みもあるのが他のペンと違うところ。 コンバータを使ってインクを吸入するものや、万年筆そのものがインクを吸入できる吸入式というのもある。(詳細はググるか専門店で…)

なぜ今あえて万年筆なのか

ボールペンが溢れている今、万年筆の存在意義はどういうところにあるのか。私の見解ではこちら。

1、書き心地がいい(滑らかに書ける) 2、手入れが必要(お気に入りのものを愛でたいという気持ち) 3、カリグラフィー人気(デザイン性のある文字が描きやすい) 4、長く使える(使い捨てに飽きてきた人たちがいる) 5、文字がなんとなく生き生きしている(汚い文字も綺麗に見える気がする) 6、インクも楽しめる(カラーバリエが豊富)

とりわけ、「2、手入れが必要」がポイントなのではと思っている。万年筆が好きな人は趣味的な要素が高い。丁寧に使って、時には洗ったりする。そのゆるりとした時間が贅沢。飾ったりする人もいるかもしれない。 万年筆は手入れしながら使うので、一本を大切に使いたい人にはうってつけ。愛着のないボールペン何本も持つぐらいなら、万年筆一本でいい。(今はPCがあるから文字を書くこと自体が少ないと思う) さらに、「5、文字がなんとなく生き生きしている」も嬉しい。字が汚いと言われ続け書道を習うも頓挫し、(本当はまたやろうと思っている。思ってはいるがしかし…)結局今も汚い文字で、なのに手書きで色々と記入してお客さんとやりとりをしたりするもんだから、ちょっとでも綺麗に書けるペンというのは大歓迎。

購入した万年筆で書いてみるとこんな感じ。(先程のペン先の画像も万年筆で書いている)

まあ、綺麗な文字ではないけれど、この文字大丈夫?って思われるほど汚くはないと思う。(書きにくいボールペンで書いた時の字の汚さには心底悲しくなる)

ボールペンも書きやすいものがたくさん開発されているけれど、万年筆のペン先は、ちょっとカリッとしていてでもインクは滑らかに出る、という感じで書きやすい。ペン先が自分の癖を覚えて書きやすくなるという逸話も。(購入したばかりでその域に達していない、半沢2でこんな話があった気がする)金でできているペン先は柔らかく感じるみたい。(高級なので買う予定なし。確かに、とても綺麗で華がある)

IWIについて

マイナーすぎて、ググっても全然情報が出てこない。台湾語で調べないとダメなのかも。(中国語?どちらにしても日本語しか分からない私には無理そう) 一応、下記がブランドの説明。(何となくイワイと読んでしまっていた、恥ずかしい)

IWI(アイダブリュアイ)は、台湾で1985年に創立された筆記具メーカー。欧米の有名筆記具ブランドのOEMで培った技術を基礎とした高品質でデザイン性の高いペンを製造している。

この頃日本でも取扱店が増えてきているそうで、私はナガサワ文具センターで購入したけれど、他でも置いてあるっぽい。有名なブランドから選ぶなら、モンブラン、ペリカン、ラミー、パーカー、ウォーターマン、日本のものだとプラチナ万年筆、セーラー万年筆らへんが人気なイメージ。 買った後に調べてみると、今時の感じだとTWSBIという台湾メーカーも勢いがあるらしい。(こんな調べもせずに買う人今時少ないと思われる)個人的には、kawecoの文房具がちょっと気になったので、次はこちらのものを買いたい。

インクについて

万年筆のインクといえばブルーブラック。 まだインクを購入できていないので(最初についていたカートリッジを使っている。コンバータはついていた)、ブルーブラックのインクを買おうと思っている。ブルーブラックインクは、昔から使われているインクで、最初はブルーの色が強いけれど、時間が経過すると共にブラックっぽくなっていくというインク。長期保存をする必要のある文書に使うため、染料として長期間保持できることを目的として作られたらしい。その、変化が楽しめるという部分も万年筆にハマる理由になりそう。

ペンはもっぱらフリクションばかり使っているけれど、これからはちょっとカッコつけて万年筆もレギュラーに入れていくつもり。

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