暮らす人が多いエリアで小さなお店が点在する街が好き。 昨日、1歳半の次男と芦屋川駅周辺に散歩に行った。
芦屋川駅周辺はマンションも戸建ても多いけれど、高級すぎて我が家には手が出ないエリア。でも、散歩するにはとっても楽しい。 こだわりのハイカラなお家(外観だけだけど)も見れるし、川沿いで緑も多い。そして、何より小さなお店がポツポツとあるのが、いい。古いところがまだ微かに残っているのも、とってもいい。

こんなところに?という場所に揚げパン屋さんがあって、散歩のお供に買う。



小さな商店街の小さなお店。 古い家、古いアパート。 古いものたちが、壊されずに残り続けて欲しいななんて、住んでもないのに願う。ちょうどいい具合に、古いものと新しいものがミックスされて行って欲しいけれど、古いものが取り壊されて新しいものができるスピードの方が早い現実。
どこもかしこも、きれいになり過ぎてきて、画一化されて面白くない。
古いものがある方が可能性を感じる。 インスピレーションが湧いて、この古いお家を譲り受けさせてくれるなら、あんなことやこんなことをやってみたいな〜と妄想し出したり。この妄想する時間こそが、散歩の楽しみなのだ。
ベビーカーを押しながらぼんやり歩いていると、「一つだけ好きにお持ちください」と書かれた箱があった。しばらく眺めて考えて、お皿を一枚いただくことにする。 本当に持っていく人なんて、いないかもな、ふふふ、と思いながら。 (なんてたって、高級住宅街。お皿に困っている人なんていないだろうし、人の目もあって取ってるところを見られたくない人の方が多い気がする。)
いわゆる商業地で最先端が集まっているところも、それはそれで楽しめて刺激的なんだけど、人となりも分かるような住宅地と商業地の交わるところの魅力はまた次元が違う。何より、文化の根づき方が違う。人々の暮らしがそこにはあるので、朝昼晩の生活の様子がうかがえるのも、面白い。ただ寝に帰る家とは違って、生活しているからこそ醸しでてくる空気感が、気持ちがいい。
私がいま住んでいるエリアは住宅地でお店が、ほぼない。 商売ができそうな家や余白のある空間も、ほぼない。 ちょっと面白くないなと思いはじめて、ひっそりと新たな住む場所を探している。
ついでに最近ちょろちょろ考えているテーマは、日本人とは何か。ということ。 歴史をきちんと、学び直したい。
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