半袖&ノースリーブで過ごしていた10月前半。 10月半ばから一気に冷え込むようになり、長袖を着用するも寒さになれず、寒くてしょうがない。 家で体を動かさずにいると、とにかく寒い。
エアコンしか暖房器具がない我が家である。リノベーションの際に床暖房を取り付けるかと建築家に聞かれ、「そんなたいそうなものはいらない」「重ね着で過ごす」と言った記憶が鮮明に蘇る。今でも、床暖房は不要だと思っている。(あったら暖かくて快適なことは知っている。ちょっと強がっていることも事実…)温水式にしろ電気式にしろ、電気を使うことは間違いないし、メンテナンスが必要だったりもする。電磁波のことも気になる。所有したら、そのものに手をかける責任を負うことになる。 恐らくではあるが、床暖房がなくても工夫次第で快適に過ごせる。 エアコンのみでどうにかしている私の必須アイテムをとりあえず3つほどご紹介。
冬を過ごすための必須アイテム<その1>:ウールの靴下
室内履きのモコモコスリッパなどは使用せず、毎年ウールの靴下を履く。 スリッパは脱げやすく足首まで暖まらないので、靴下一択。 毎年分厚いウールの靴下を履いていたが、ついに昨シーズンに穴が大きくなりどうにもならなくなったので処分。 今年新たに購入することにした。選んだのは、ヤクウール。
これが、信じられないほど履き心地がよくふかふかで、しかもあったかい。 ヤクというのは、牛の仲間で標高3,000m以上の草原や岩場に生息する寒さに強い動物とのこと。 毛がフッシャーとなっている迫力ある牛である。 ヤクウールは保温性や防水性に優れ、蒸れにくく、丈夫で長持ちするとのこと。 パーフェクトすぎる。大事な毛をいただいて生産された靴下、ありがたく愛用する。何年もつかな。 完全に余談だけど、出来るだけ化学繊維の入っていないものを選ぼうとしたら、めちゃくちゃ難しい。 日本沈没を見て、環境問題をまた考えている。(思いがけず松山ケンイチさんがとってもかっこいい。。)
冬を過ごすための必須アイテム<その2>:湯たんぽ
エアコンも何も暖房器具のない部屋で寝ている私。ベッドなので、床に寝るよりは暖かいけれど、それでも寝るときにひんやりしたお布団はちょっと辛い。それを解消してくれるのが、湯たんぽ。予めお布団の中に入れておくと、寝るときにはすでにお布団はポカポカ。その上寝ている間中暖かい。日中に寒い時にも足の下においたり膝においたりできる。 写真のピンクの方はシリコンのような素材なので、子どもたちがメインに使用。めちゃくちゃじんわり系の暖かさ。 陶器の方はもっぱら私のお布団用。芯から温まる感覚があり、もう手放せない。
冬を過ごすための必須アイテム<その3>:鍋
冬はやっぱり、鍋料理。加湿にもなるし、体も温まる。生姜を入れていただくと暑いぐらいになったりする。 一昨年に土鍋が割れてしまい、昨年は土鍋なしでストウブのココット型のものでやり過ごしたが、今年こそは土鍋を買おうと思っていたら気がつけば寒くなり、慌てる。土鍋のデザインで好きなものがなかなかなく、実物を触って見当もしたいし、作家さんが作ったものとかにしたい。 どこに行けばいいのか。 ということで、土鍋はゆっくり探すことにして、取り急ぎル・クルーゼのマルミットを購入することにした。今週届くはず。 それもこれも、今年初のお鍋を友人宅でいただいた際に下記のようにル・クルーゼのマルミットを使っていたことに完全に影響されている。スープやカレーを作るにもいいし、鍋もできる。色もかわいい。いいじゃん。 でも、ル・クルーゼのマルミットの現行のものは蓋のデザインが気に入らず、少し前のものを選んだ。少し高かった。
ル・クルーゼは職人さんが手作りらしい。そういうものを大切に使っていきたい。
↑ストウブのココット型。鍋をするには深い。
特別なことなど何もなく普通だけど、案外平気なもん。慣れがあるのか、マンションだから暖かいのか。 他には、家の中でも重ね着をする、床に座る時はウールのラグの上に座る、と言ったところ。 電気カーペットは、電気を使うし電磁波が気になるので、私の選択肢にはなし。こたつはぐうたらしすぎるし掃除が大変だからなし。 こんな具合でどうにかなっている。
でも、この冬はついに石油ストーブを購入しようかと検討中である。神戸は石油ストーブを使うほど寒くないエリアだと自分に言い聞かせてきたけれど、エアコンのない部屋もあるし、動かせる石油ストーブはありだな、焚火とは違うのは重々承知の上で火を見て寛ぎたいな、と買う理由をどんどん増やしている。
ミニマムな暮らしはどこへ。
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