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執筆者の写真official

恋せぬふたり。塩よりおっとっと。

夫から勧められて、「https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/恋せぬふたり」を視聴した。NHKオンデマンドに1ヶ月だけ入ったからその間に見た方がいいと言われたので、急いで時間を作った。

岸井ゆきの×高橋一生 W主演 ―――恋愛しないと幸せじゃないの?

なんの前情報も入れず見た結果、すごく面白かった!アロマンティック・アセクシュアルという聞き慣れない言葉も、その説明も分かりやすかった。

岸井ゆきのさん演じる咲子の明るさや、高橋一生さんの演じる高橋さんが徐々に柔らかくなっていくところとか、かずくんのウザさ(でもどんどんいい感じになる)とか、引き込まれて一気に見た。

恋愛に興味がない人も、興味がある人も、楽しめるんじゃないかな。

恋愛しないふたりのお話から、自分をちょっと振り返ったけれど、私は恋をするタイプではあるけれど恋に溺れるほどのことはなく恋愛至上主義でもなく、恋話を喜んですることもなく、自分の感情や置かれている状況に割と冷静だったりする。でもやっぱり、好き、という気持ちがある時の細胞が生き生きする感覚は、特別。近頃ないな〜、なんて。

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私と違う考えを持つ夫。

私と全然違う情報収集をし、違うものを好み視聴し、生活に対する想いも違う。

でも、ときどき重なる部分を共有するだけで、十分だなと思う。全て一致することなんてないのだから。

先日は、子どものおやつのおっとっと(本当は与えたくないが、騒ぐ時用のやむなしのおやつ)を夜な夜な食べた模様が残っていたので、そんなにおっとっとが好きなのかと聞いてみた。

「おっとっと食べたん?そんな好きなん?おいしくなくない?」 「塩気のおやつを食べたかったけど何もないから、しゃーなしで食べた」 「塩気がほしいんなら塩を舐めたら?」 「いや、塩は体に悪いし」

えっと、うちにある塩は自然塩でこだわりのお塩ばかりなので、おっとっとの方が体に悪いと思いますよ?(心の声)

「おっとっとも体に良くはないでしょ」

「…」

こういう会話をして、違いについて想いを巡らせるのである。

健康に対する情報は、真逆なものが多々ある。誰かがアレがいいといえば、アレはわるいという人もいる。

塩=悪についてもそう。一般的には悪ということで結論づけられ、減塩商品は蔓延している。私の親も塩は悪いものという確固たる信念のもと動いている。どの塩もNaclだと言って憚らない。

そのこともあり、私は子どもの頃から重度のマグネシウム欠乏症だったのではと、いま自分で結論づけている。謎の湿疹やアレルギーもそう、甘いもの食べたい病もそう。

なかなか点と点が線で結ばない私も、さすがに結ばざるを得ないほど、自然塩やマグネシウムをとるようになってから調子がいいのである。

ということで、わたしは、塩=良 の方にいる。

(でも精製された塩は×)(なんでも適量というものもある)

親とも夫とも意見が違う。でも、意見が違うからといって、押し付けない。自分が正しいとも限らないし、プラセボ効果のこともある。悪いと思っているものを食べると、悪い作用をするのもわかるので、強要しない。

(だからといって、いいと思ったとしてもフグの毒をたべたら死ぬだろうから、明らかに人体に悪いものは避けるべきだと思う)

そもそも、何かを良し悪しで分けることはできない。その人にとって、どうなのか、と言う点が重要。

これはアーユルヴェーダ的な考え方のようで、アーユルヴェーダでは、その人の体質によって良いとされるものが変わるそう。

話が逸れたけれど、自分本位に一見かんじられる『深入りしない』は、多様性を生み、誰もが住みやすい社会につながると思う。

とまぁ、この本を読んだりして、私みたいな自分勝手な人間も、排除しないでほしいなーなんて都合のいいことを思ったりしたそんな感じの今日この頃です。

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