ブラジルの映画らしい。ものすごく久しぶりに映画でもみようかな、と思って映画館のサイトから、時間がちょうどいいというのと音楽が聴きたくて選んだのである。ジョアン・カルロス・マルティンスというピアニスト、指揮者の物語。
よくある「才能があって活躍→困難が待ち受ける→克服する」というストーリーでちょっと退屈しそうだったけれど、数々のクラシックの音楽と、ちょいちょい挟まれる女好きの描写で結局最後まで物語に入れた。そして、いつものように、クライマックスではちょっと涙を流すのである。(感動ドロボーと言われたことがあるほどすぐ感極まる)
全くもって素人のなんてことない耳の私ですら、(どっちかというと難聴気味。特に低音は聞こえにくい)音楽の音色は、演奏する人の背景や思い、人間性が詰まっているような感覚がある。もっと耳を肥やしてみたい。生の演奏を聞きたい。(しかし、以前コンサートであまりに心地良くて爆睡してしまったことがある)
クラシックって、伸びがあって余韻があって好きだな〜と、家でも聴きたい欲が出るも、YouTubeで聞くのはなんか違う。わざわざレコードをかけて、空間全体に音を響き渡らせたいのだ。朝、清々しい気持ちの時とか、夜、寝る前にゆっくりしている時とか。なんて言ってはみるがレコードなんて買ったことも触ったこともない。無理な話である。
家族に演奏家がいたらいいのにと思うが、音楽が全くない環境で音楽を創作したり演奏したりする人間が出るとも思えない。シンプルに、残念。
良い音楽の楽しみ方を教えて欲しい。耳に突っ込むイヤホンが嫌い。
ちょっと勉強しようかと5月発行のブルータスをめくるも、 情報量が多く、本気を出さないと読めそうになかった。 明日またお昼休みに読んでみることにする。
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