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  • kayo

人と違う視点を持つむずかしさ。

みんなと一緒を求められ続けてきて、一般的な考えを学び続けてきて、それでも自分オリジナルの感覚や意見を持つことは、案外難しい。


先日、子どもたちを連れて、みなとやま水族館に行ってきた。


家族みんな、めちゃくちゃ気に入って、また来ようねといいながら帰り、帰った後の晩ご飯時は、「ナマケモノの爪凄かったね。顔も見れたね」とか「あんなに綺麗に泳ぐ魚見ると、自分でも飼いたくなるね」とか「もっと絵を描きたいからまた行く」とか、話が盛り上がった。

こんなに素敵な水族館ができるなんて、神戸もやるじゃんかって嬉しい。

ただ、どこがどう良かったのかを言語化するのが難しい。

とっても綺麗だった、なんて小学生の日記以下のレベルだけど、美しいアクアリウムに目を奪われた、ということに集約されている気がする。


もう少し具体的に何がよかったかというと、「魚たちが生き生きしているように感じた」「こだわりを持って考えて作られたことが感じられた」「ずっと見ていても飽きなかった」ということなんだけど、これだけでもちょっと弱い。


人とは違う視点があればいいのだけれど、ないので、今まで行った水族館と比較するしかあるまい。

今までの水族館は、大きな水槽に大きな生き物を入れて、でも海と同じような環境にはやっぱりできないから、魚ばっかりが泳いでる印象だった。ちょっとかったるそうに見えることもあるし、元気がないなと思うこともあった。そして、私は大きな生き物が閉じ込められているのが気の毒になることもあった。

同じところをぐるぐる回るしかないなんて、自分に当てはめて考えたくもない。


でも、みなとやま水族館では、海藻や珊瑚などがふんだんにあり、小さなお魚と海老と貝が動き回っている。巻貝の飛び出る目ん玉を初めて見て、「きもちわる〜い!」なんていう子どもたちと一緒にはしゃいだ。気持ち悪いというよりこんな風になってるのね〜という面白さの方が大きかったけれど。

見たこともない色、形、動き、そして何より美しい世界がそのアクアリウムには広がっていた。

小さな水槽なのに、大きな水槽を見るよりよほど発見があり楽しかった。

小さいから細かい部分が見易かったのかもしれない。

とにかく、とてもよかった。



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みなとやま水族館のことを知らない人に簡単に説明すると、かつてそこには湊山小学校があったのだが、2015年に神戸祇園小学校に統合され閉校となった。141年もの歴史が途絶えたのであるが、跡地活用事業者の公募を募り、村上工務店が選ばれた。このエリアは三宮から近いニュータウンとして栄えた時期があり家が立ち並ぶ。阪神・淡路大震災の被害が少なかったこともあり、古い家屋が残り細い道も多いちょっと地味なエリアでもある。高齢化・衰退化の一途を辿るかと思いきや、若者が活動したり新しい家が建ったりして新旧入り混じるような面白いエリアとなっているのが今である。

村上工務店は「自然と暮らす地域をつくる」というコンセプトのもとNATURE STUDIOを企画し、水族館が生まれることになったとのこと。


よくある小学校跡地の活用ではあるが、小学校の校舎が思った以上に上手に使われていて感心したし、それもよかったポイントでもある。小学校の活用している施設を何箇所か訪れたことがあるが、だいたい部屋のレイアウトがそのままだったりして、小学校だったんですね感がすごいのだけれど、みなとやま水族館では、中に入ると小学校だったことは忘れそうになるぐらい。あえて残したのであろう部分(椅子とか)がいい塩梅で、センスいいなーとテンションが上がった。


外のハーブショップも二階のごはんも、ニジマス釣りも全部楽しかった。

もっと水槽を眺めていたかったのだけれど、長男が退屈し始めたので後ろ髪を引かれながら帰途についたので、また近いうちに行くことは間違いない。

ということで、都会の喧騒を忘れるような場所になっていて本当に感動したので、さっそく何人かに「めっちゃよかったよ」と上記内容をせっせと説明した。このエリアに引っ越したらどうだろう、とちょっと物件を検索もしてみた。(引越しを考え中なので)


人が集まる施設として、これからも継続してたくさんの人の心を動かして欲しいな。



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ちなみに、大人の年間パスは3,000円。一回だと1,200円。

年間パスを購入しよっかな、と思っている。


さらに、「リバーワークスさんと何かお仕事をしたいな」「私にできることはないかしら」と思っている…!




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