明日から4月。
3回も産休育休を取得したことがもう遠い昔のよう。最初の育休明けは7年前、一番最近は2020年のコロナ騒ぎの真っ只中だった。
最初のときは、早く職場復帰したくて仕方がなかった。取り残されていっている感じ、ただ毎日言葉が交わせない赤ちゃんのみとの会話。出かける範囲の狭さ。実家が遠いことや引っ越してきたてで、友達もおらずただただ退屈していた。赤ちゃんとのゆっくりな時間はそれはそれで良いものだったけれど、お金も欲しいし自分の時間も欲しいし何より外に出て話し相手が欲しかった。0歳のうちに保育園に入れることにさほど躊躇いもなかった。
今から思えば、もう少しゆっくりしたら、と思うけれど、体力もまだあったし日中仕事がない状態がしっくりこなかったのだろう。話し相手や遊び相手がいたらきっともっと休んでいたな。
そして復帰したらしたで、こんなにも仕事って楽なのかと感じた。ハードな仕事ではなかったことも事実だけれど、赤ちゃんのお世話よりよっぽど楽だった。専業主婦を尊敬したものの自分にはできる気がしなかったし、したくもなかった。なんせ私立の女子中高に通っていたから、女性も働くのだと刷り込まれていた。赤ちゃんにも向き合いきれていなかったのだと思う。扱い方がわからないからプロに頼みたいという気持ち。母親って何だろう、という気持ち。
そんな感じで初月(長男が11月生まれで4月から保育園は無理だったので6月から入った)は慣らし保育をして、フルタイム復帰。9時半~18時まで働き、19時お迎え。長い時間保育園で過ごした長男は、スクスクと大きくなり、特別問題を起こすこともなく、今でも私からしたらとっても良い子で面白い子であることで、それはそれでよかったんだと正当化している。正当化するしかあるまい。戻れないし、そのときはそれがベストで全力だった。
二人目のときは少し慣れもあり、0歳で保育園に入れるのを少し躊躇ったが、入園できないと困るのとお金が足りなくなって稼がなければという気持ちが大きくまたしても0歳児で入園。しかし当時はまだ保育料が無料ではなかったので二人で10万ぐらい月々の支払いがあった。稼ぐ額の半分が持っていかれるのか、と愕然としたが仕方がない。そのお金が保育士さんに入るのなら良いけれど、保育士さんは安月給で私立の園だったからか入れ替わりも激しかったことも思い返される。(実際にお給料が安くて、、ということも聞いた)
この頃、小さいの二人と仕事でアップアップになり、家のことをしない夫に不満が爆発。お金だけもらえたらいないほうが楽と本気で思った。お互いにちょっとずつ改善を重ね、このタイミングで何かを変えなければ、とそれまでより近くの職場に転職をし、何とか軌道に乗った頃に3人目の育休。この時が一番楽で充実していて、みんながかわいく、ゆとりがあり、ブラボーという感じだった。コロナで入園が伸びたことも喜ばしかった。結局1歳手前から入園したけれど、十分相手したという満足感と慣れから後ろ髪をひかれることもなく入園。
で、次なるステップとして、もっと家のことに力を入れたくてフリーランスとなったのが2021年3月。もう3年目になるんだなと感慨深い。
会社員だったら、安定したお給料や仕事の割り振り、仲間がいてこういうときいいんだろうな、と思ったこともあるけれど、自分のペースで進められるので、このまま行けるところまで行こうと思う。
とりあえず、4月から職場復帰する育休明けのママには、「時間はあっという間に過ぎます」「今が人生で一番若いです」「やばいときは誰かに助けを求めるように」というありきたりな言葉を贈りたい。他は言うことはない。自分で決めて自分で動いていくだけだと思うから。でも、ほんと、無理はしないでね。
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お花見も行けてない、仕事は溜まっている、若干体調も優れないけれど、週末は実家(広島)に行ってリフレッシュします。
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