ヒートテックに寿命はある?
もともと寒がりではなく、厚着が嫌いなので、薄くてあたたかいインナーの代表格、ユニクロのヒートテックにはお世話になっていました。大学生のころから20代前半までは、暖かいインナーがなくても大丈夫だったので、20代後半から着用し始めたように思います。それまでは、ババシャツとかいう名称のベージュのインナーを母親世代が着ているのを見て、そんなに重ね着をしないと寒いのか…?ここは豪雪地帯ではないんだけど、と疑問に思っていた記憶があります。
ユニクロのヒートテックを着続けていると、「こんなにゆるかったっけ?」と思うときがきますよね。ヒートテックは、体に密着している方が効果があるので、ゆるくなってきたら、買い替えの目安らしいです。とはいえ、ゆるくても、寝巻きに使えば問題はなく、普通の綿のインナーより暖かいらしい。
洗濯の頻度にもよるけれど、二年程度で伸びを感じるのが私の体感です。
なぜヒートテックをやめることにしたか
これについては、2つの理由があります。一つ目は地球環境が気になること、二つ目は私の肌に合わないこと。
服を作る際のコストを知ってからは、化学繊維をなるべく避けたい気持ちが増しています。もちろん、スポーツや登山などのアウトドア関連や、それ以外でも必要なときは素晴らしすぎる技術によって生み出されている化学繊維にお世話になるつもりなんですが、日々それこそそんなに寒くない私の住む地域に、果たしてヒートテックが必要なのかと。
作るときにも破棄するときにも環境にダメージを与えていることを考えると、そこまでの必需品ではないな、という結論に至りました。
しかも、ヒートテックは乾燥機がよくないらしいのです。ヒートテックだけ出して干すという手間が、面倒という理由も…。※乾燥機という便利家電を使うことや、そのへんの環境へのダメージはひとまず置いておかせて欲しい…
ちなみに、綿とか自然素材も農薬やら森を切り崩して綿の畑にしたりと環境破壊しまくりなようなので、化学繊維だから、とか自然素材だから、とは決め付けることはできない模様。ただ、破棄するときには自然素材の方が自然に戻りやすいのかな、と思っています。
そもそも、買う服の絶対量を減らしたいので、お洗濯の頻度も下げつつあります。服のダメージを減らすためです。
そしてもう一つの要因、肌が弱いからヒートテックで肌が荒れがちなことについて。どうもヒートテックは肌の乾燥に拍車をかけるらしく、カサカサがひどくなりやすい。こどもには綿100%のものを選ぶのに、自分には、なんとなくあったかそうだからって化学繊維を選んでいたこの愚かさ。何にも考えていなかった。しかも、暖かさも特に実感していなかったし、ヒートテックである理由はどこにもなかったという…。
肌が弱いので、汚い雑巾を触るだけで荒れる。食器洗い洗剤をそのまま手につけると荒れる。ゴム手袋やビニール手袋がかかせない。そんな調子なので、肌の調子が悪い時は、ものにもよるけれど化学繊維の服を触るだけで、「あ、これ荒れるやつだ、水分奪われる」と思う時があります。
いまは衣類洗剤も、ほぼ使用していません。洗濯マグちゃんのヘビーユーザーです。
そういうわけで、とりあえずヒートテックを買わずに2019年と2020年が終わろうとしています。
代わりは無印で
ヒートテックは着ないようになっても、インナー一枚もなしではやっぱりキツく、無印の綿であったかシリーズを購入することにしたのが2019年のこと。
しかし、注意が必要なのは、オーガニックコットン93%に、ポリウレタンが7%入ってること。伸縮性をいれるには、やはり化学繊維がいるようです。※このせいで買うのをかなり躊躇った
それでも、肌荒れはしにくく、暖かさもあるので重宝していました。2019年に1枚だけ購入したものを、今も着ています。今年は、綿とウールで真冬もあったかを一枚購入してみました。綿90%とウール10%。ウールはチクチクしやすいので、肌が弱い人には要注意です。いまのところ、私は大丈夫ですが。
当たり前に疑問をもつ
冬はヒートテックという思い込みをやめて、さらにインナーは何枚も必要という思い込みもやめて、快適に過ごせているので、これからも生活の中で当たり前になっているけれど本当は不要なものや改善するべきものに気づいていきたいと思っています。
寒い時は、体の温まる生姜などを取り入れたりと食事から暖をとるのも30代にして覚えたことの一つです。こうやって、生活の知恵豊富なおばあちゃんに向かっていきたいなと、毎日が実験です。
とんぼ返りの淡路島。バスから見える海が青い。
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