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執筆者の写真kayo

どこまで信じて、どこから疑うか。

アロマセラピースクールに通っていたころ、純粋に学びが楽しかった。 知らないことを知るおもしろさ、先生の経験談、そして実技での手技。 ある程度習得したところで、今度は人に伝えてみようかなと思うが、「〜〜〜らしい」「〜〜〜と言われている」という言い方から脱却できない。人に教えるときは、だいたいみんな言い切りをする。学校でも、「794年に京都に京都が移され平安京となった」と言い切る。らしい、なんて誰も言わない。

私は、この言い切りが苦手なので、なぜ苦手なのか考えてみた。


1、その研究を理解しきっていないから…例えば、超臨界二酸化炭素抽出法の原理はなんとなくわかってもその状態を作るための機械の仕組みや安全性についてはよくわからない。リナロール( C₁₀H₁₈O )と呼ばれる成分があることは一応分かっても、どうやってその成分が入っていることが分かったのか、割合が分かったのか、その成分のもたらす作用については研究結果を見てそうなんだ、と思うしかない。


2、責任がとれない…あれ言ってたのと違ったよ、というレベルならいいけれど、違ったせいで被害を受けた、ということになると「ごめんね」で済むのかどうか心配になる。特に健康に関わることはそう。こうしたら"私は”良くなったよという経験談なら言えるけれど、それ以上は言えない。お金にまつわることも言い切れない。だって、人によるし条件によるし、それぞれの「良い」とすることすら前提が違うのだから。


ということで、言い切れる人をすごいなと思うし、自分はそういうのに向いていないんだなと思う。

でも、意見はいくらでも言うことができるので、これからは、自分で考えた自分の意見を、もっと発信していきたいと思っている。



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