もともと東京には住めないという思い込みを私は持ち合わせておらず、東京には住めないという意見を聞くたびに「へぇ。そう思う理由ってなんなんだろう」と思っていた。空気が汚い?人が多い?満員電車?ごちゃごちゃしている?喧騒が辛い?物価が高い?家賃や住宅費が高い?自然が少ない?全部??
「東京には住めない」と言うことによって、自分自身に今住んでいる場所が一番いい場所だと再確認させているのかもしれないと考えるようになったのは、案外うがった見方ではないだろうか。(全然違う?)思い返す限り、広島ではそのようなことを聞くことはなくて、関西にいるときにこの意見は多かったように感じているから、関西では東京はライバルと感じてのことなのだろうか。
東京にもいろんな場所があるが、どこであっても治安はそう悪くないし(夜道を歩けないとかひったくりにそこら中であうとかないし)、ライフラインはちゃんとあるし、仕事もある。大きな公園もある。たくさんの人が住んでいる事実もある。ただ、お金があれば楽しめることが多く、仕事も多種多様で稼げる額はピンキリ。競争社会に疲弊して肉体も精神も病むことは多々あり得るが、これらが住めないと感じる理由なのだろうか。実際、私は収入が東京の人にしたら信じられないほど低く、それこそ底辺とみなされても致し方がないほどで、そうなると流行りのあれこれを楽しむわけにはいかないし、周りの贅沢がそのうち羨ましくなるのかもしれない。肉体と精神を病む前に撤退したいが、大体その過程にいるときは気がつかないものである。
ま、でも、東京に限らず、どこであろうと住んでみないと、自分にあってるかどうかは分からない。
決めつけるなんて、面白くないよ。なんてね。
(都市部に大きな憧れを持たず、だからと言って田舎のゆるりとしたところで暮らしたいと切望もしておらず、流れのまま、なるようにしかならない、と思っているふにゃふにゃの私)(主体的にはっきりとした意志を持って自分が住む場所を決める日が来るのだろうか)(底辺なりに楽しみつつ、なんとか生き抜く術を身につけたいところ)(お仕事プリーズ)(いや、でも自分でお店もやりたいしな)(いやいや、それなら尚更資金がいるでしょうよ)
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