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執筆者の写真kayo

鹿児島、その④

鹿児島といえば、多分、桜島。



立ち寄らずに帰るわけにはいかないでしょ?ということで、一泊追加して一人で立ち寄ってみた。

フェリーではおうどんを食べるべきと聞いたので、おうどんを食べ、(駅の立ち食いうどん的な感じではあるが、フェリーで海風に当たりながらというロケーションのおかげでおいしいやつ。その素っ気なさがいいやつ。)どんな島なのかな〜何があるのかな〜とドキドキしながら降り立った。







が、何もない!

えっと、どこに向かったらいいですか?

パンフレットとかは一応あるけれど、見所もよく分からなくて、私の興味をひくところがない。

とりあえず乗り場から出たら、寂れた看板にレンタサイクルと書いてあるお店らしきところがあったので、自転車を借りることにした。もちろん、電動自転車ではない。

あっつい夏、かんかん照り。これは無防備にサイクリングをしていい気候ではない。電動でもないので、きつそうだと判断し、案内された1時間コースの縮小版を選ぶ。長渕剛さんのファンではないので、モニュメントはすぐに諦めた。

観光客も外国人も少なくて、「鹿児島といえば」ではないのか?と思うほどだが、それはそれでいい。

スイスイと快適であった。




途中、灰が積もっていて走りにくい箇所もあり、ようやく桜島らしいなと感じた。




なんか岩も火山っぽい気がするが、詳しくないので、全くわからない。

火山とは何であるか、火山の見所はどこなのか、勉強しておくべきだった。


ちょろっと自転車を走らせただけではあるが、生活している人もいる火山ということに不思議でならなかった。

噴火って案外危なくないのか?







海は穏やかで、綺麗だった。



転がっている石は、多分軽石。軽かったから。

軽石の仕組みもよくわからないが、ご当地らしいものかなと思って、道の駅で売っていた軽石を子どもたちに見せようと、買った。(砂浜に転がっているのもとっていいのだろうか?)



汗をかいて疲れたので、桜島を後にすることにした。

予定より早いが、まあいい。



お土産ショップでは、恒例のポストカードを買う。

いく先々でポストカードを買っては、プレゼントをあげるときやお手紙に使っている。

ポストカード好きなので、結構何枚も買う。


で、横にあったこの化粧品である。

シートマスク1枚に1540円、強気なお値段。

入浴剤1回分1430円のものを売る手伝いをしているけれど、このシートマスクはどうやって売っているのか、売れているのか、知りたかった。ついでに原価もしりたいところ。


観光地って、ただ自然があるだけでは一部の人にしか受け入れられないのだと改めて感じた。

今の時代、わざわざ行かなくてもある程度のことは、わかる。それでも、行ったから発見できるものを探しているし、行くことで何かを得たい気持ちが誰にでもある。

その場所についての初心者、中級者、上級者、そして専門家のどこの層を狙うのか、どのくらいのお金を落としてもらいたいのかをある程度設計しないと、誰もこない寂れた観光地になってしまうことは想像にたやすい。

圧倒的な自然があったとしても。


観光地として栄えたくないのであれば、関係ない話なので、そもそも観光地としてやっていくのか、他の産業でやっていくのか、そこに暮らす人の中で回っていたらいいのか、そういうところから考えるべきなのかもしれない。

栄えるだけが幸せでもないとも思う。







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