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積読

執筆者の写真: kayokayo

Wikipediaによると、積読という言葉は明治時代からあったらしい。しかもそれ以前からその概念はあったらしい。

書籍というものが誕生してからは、どの時代の人にも読みたいけれど読めない書籍があったのだと感慨深い。読みたいものは手元に置いておきたいのだ。わかるわかる。

私の積読は、主に図書館の本である。気になった本を買っていたら家から溢れそうということと、金銭的な事情から、図書館のヘビーユーザーになった。幼稚園の近くにあるから立ち寄りやすいことも一因。買いたい気持ちを重箱に詰め込んでいるため、独立系本屋さんをやりたい、私設図書館を開きたいという気持ちが燻り、時々箱から溢れる。


読みたい本は次から次へと出てくる。でも読みたい気持ちはまるで流れていくSNSのようにするりと消えていく。いざ読む時もなにに急かされているのか不明だが、ゆっくり反芻することなく目を走らせ理解したつもりになる。そんな読み方だと理解できない時もある。理解できない難しい本の時もある。


先週は、なんとか3冊読んだ。

まずはこれ。『「古着転売」だけで毎月10万円』

服には割と思い入れがある方なので、ビジネスにならないかな?とこの2~3年ぐらい考えていた。でも、新しい服はこれでもかってぐらい生まれていて、私が新しい服にビジネスとして携わる意味も必要性も全くなく、そこに情熱をかけられないと結論づいた。そこでちょっと方向を変えて、古着はどうだろう?と思ったのである。しかし、古着はセカストやトレファクという大手があり、とことん古着を愛する個人商店が多数あり(下北沢とかいくとめちゃある)で、利益が出ない古着屋さんがあるのはもちろん、古着はブームがあって波があるとのこと。海外から輸入する卸業者から買付することを想像しても、私に目利きができるとは思えない。自分の着たい服や子どもの服なら見つけられるけれど、そんなことじゃビジネスにはならない。古着を扱うには古物商許可申請が必要だが、これが結構面倒で、私のように賃貸物件の自宅だと色々ややこしくて、店舗を借りているわけでもないから現段階の私には無理だしそこまでしてやるリスクを取れないということがわかった。古本・古着屋さんは、物件が取得できた時(そんな日が来るのか?)までお預けである。う〜ん。古着について、ベクトルの違う本でも読んでみるか。と選んだ本が『「古着転売」だけで毎月10万円』なのである。

この本は、メルカリで転売する方法が書かれている。メルカリは10年ぐらい前にやったっきりである。久しぶりに出品してどんな感じか試してみようと思い、服を引っ張り出し、洗濯して写真を撮る。洗濯タグを見て文言を書く。AIがちょっと手伝ってくれたけど、やっぱり面倒臭い。なにこれ。こんなに面倒だったっけ、と思う。しかも、送料が値上がりしているので値付けに迷う。安くしても、実物を見て触ることができないから、人気だったり有名なブランド品じゃないと売れない!くぅ〜。これは「古着転売」だけで毎月10万円すら簡単にいかないぞ。メルカリを使う人って、レアなものをゲットしたいか、安いものをゲットしたいかだと思うから、レア感のあるものを出すべきか。うちにはそんなものない!!!ベビー用品は全部譲った!無理!

とりあえず、不用品の処分をメルカリでして、売れなかったものはセカストかトレファクかブックオフ(ハードオフ)に持っていこう。自転車10分圏内に全てあるのだ。


あと2冊は、ちきりん『未来の働き方を考えよう』と、日経テクノロジー展望2020『世界を変える100の技術』。

前者は40代から新しい働き方をするの、いいよ。っていう感じの本。ちきりんの他の本の方が響いたな。後者は読んだというか、見た。この本から5年、その展望はどうだったのかを答え合わせしたいと思ったけれど、よくわからなかった。普段使わない頭の部分を使わないといけなくて、まともに読めなかった。一つだけ、AIの進歩は予想通りだったっぽいなと理解した。まだ進化しそうだもんね。あと、空飛ぶ車の記載があった。私には空飛ぶ車の必要性がいまいちわからない。技術はすごいけれど、必要ない気がする。空飛ぶ車が行き交う日、望んでる?


そして、今日返却期限を迎えている本が4冊もある。エッセイやビジネス本である。今日全部は読めそうもない。一旦返却するしかあるまい。さらに返却しないといけない本以外にも4冊(小説など)借りている。そして、複数の本を予約もしている。こんな読書の仕方でいいのかと疑問に思ってきている。購入して積読する方が良さそう。図書館の本は積読に向いていない。

じっくり読みたい!






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